SION STYLE  ~ シオン スタイル ~ シンギング・リンの 「開発物語」

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「シンギング・リン」と「ビューティーマジック」の最新情報やシオンスタッフの日常をお届けします。

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一週間前にマーキング会社に送り出したシンギング・リンが先日○○キロの旅をへて
シオンインクに戻ってきました。

シンギング・リンの音色を見事に現した幾何学模様が底にマーキングされています。
この模様にまつわるエピソードはいつかお読みいただく機会があるでしょう・・・・?


rinn

このマーク、金色で上から描いているのではないのです。
レーザーでマーキングしているのです。
局所に高温のエネルギーを照射してその部分を溶解し蒸発させる・・・原理だそうです。
ペンキで描いてしまっては、せっかくの漆塗装が台無しですよね。音質も微妙に変わってきてしまいます。

これも、シンギング・リン本体の製造と同じく、ちょっとうちでは無理・・・・と一度はお断りされたという経緯があるのです。 専門の会社に依頼したにもかかわらず・・・

ほんとに職人さんなかせの楽器ではあります。

と同時に、日本でだからこそ生まれることの出来た楽器だということが今ではよくわかります。

この音といい、形状といい、塗装といい、職人さんばんざい!!って感じです。



先日、丸一日かけてシンギング・リンの発送作業をしておりました。
今回は、久しぶりの入荷だったので、お送りできるのがとてもうれしく
一人娘をお嫁に出す父親の気分を想像しながら?
6時間ぶっ続けで作業いたしました。












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2009-03-26 | シンギング・リンの 「開発物語」 |  cm : 0  |  tb : 0

お待たせしております。

先日、シンギング・リンが、シオンインクに入荷いたしました。

お申込の方には、随分お待たせしてしまいました。

昨年末にお申込いただいた方から順次発送させていただいております。


お客さまとしては、欲しい!と思ったときに欲しいもの・・・
お待たせしてしまうのはほんとに心苦しいです。



私も手伝います!とリン製造現場にのりこみたい気持ちはやまやまなのですが、
そこは、職人さんの世界、素人のたちいるすきなどありません。

シンギングリンの材料(金属の種類の全容とその配合のしかた)すら、わからないのです。
そのわからない部分にあの音の秘密が隠されているのですが、、

それは門外不出なのだそうです。

そんなこんなで、岡山に届いたシンギングリンは、社内でのチェック後、またまた
厳重に梱包して送り出さなければなりません。

次の行き先はマーキング会社です。

今、事務所には、マーキング前のリンが、社長の最終チェックまちをしています。


リン マーク前

☆ 照明の関係でちょっとてかてかしていますね・・・・











2009-03-19 | シンギング・リンの 「開発物語」 |  cm : 0  |  tb : 0

匠の技! シンギング・リンの製造工程

匠の技! シンギング・リンの製造工程
(語り:今井裕之 制作・協力:金子譲)

シンギング・リンの製造工程を説明していきたいと思います。
シンギング・リンの原型になったチベタン・ボールは、音がたくさん混じっている「倍音楽器」で、バイブレーションが豊かであるという特徴を持っています。
それに対して日本の仏具の「おりん」は単音をいかに長く響かせるか、と言うことを探求してきました。全く逆のことをやっているんですね。
この似て非なるものを何とか組み合わせて一つに出来ないか、というところからシンギング・リンは誕生しました。

※「チベタン・ボール」と「おりん」、似て非なるものの組み合わせ
1


シンギング・リンが製造されている富山の高岡では、2つの伝統工芸の歴史があります。
それは「銅器」と「漆器」です。高岡の銅器、漆器(うるし)には400年の歴史があります。
「伝統工芸品」と呼ばれるには下記のような6つの定義があって、この条件を満たさないとそうは言えないわけです。

伝統的工芸品とは

1. 伝統的=100年以上の伝承と継続性 + 技術の改善・発展性

2.工芸品=熟練した技 + 芸術的要素

3.日常生活に密着したものである事

4.製造工程の主要部分が手作業である事

5.伝統的に使用されてきた原材料である事

6.一定の地域で産地形成してきた事


高岡の銅器と漆器ははいずれもこの条件を満たしており、この二つの伝統ある匠の技が、シンギング・リンの製造にも生かされているわけです。

※古城公園「森の美術館」



高岡は銅の産地として全国のシェアの90%を持っており、実質世界一です。
それを象徴するように、町中の至る所に銅像などが見られます。

※原料の特殊調合 〜秘伝〜




ここからがいよいよリンの製造工程です。
まずポイントとなるのは主な原料である銅と、その他のものをどういうふうに混ぜるか、その調合にあるわけなんですが、そこは先祖代々の秘伝と言うことで、さすがに教えてはもらえませんでした。

※原料の溶解



その原料を溶解させて型に入れるわけですが…

※型作り



驚いたのは一つのリンを作るために型も一つ作るんですね。
一つの型でいくつものリンを作るわけではなく、一つのリンのために一つの型を作っては捨てていくという地道な作業が行われているんです。

その型から出来上がってくるのが、こういう完成したリンの2倍ぐらいの厚みがあるものなんですが…

※匠の手作業で研磨していく



これを今度は職人さんが削って、研磨していくんです。

※世界一のチューニングメーターと職人の聴覚による調音



その際に楽器メーカーが使っているチューニング・メーターを使って、何度も何度も意図した音が出るまで調音していくんですね。

※最終研磨で微調整と仕上げへ



この研磨とチューニングの微調整だけで数日かかります。ここまでがリンの「銅器」としての伝統工芸品の側面です。

銅はそのままではすぐ青く錆びてしまいますので、腐蝕しないように油脂を塗って、それから漆の焼き付けの職人のところに運ばれます。
ここから先は「漆器」としての工程です。

実は、銅にはそのままでは漆は塗れないんですね。そこで使われるのが「焼き付け塗装」という技法なのですが、「石焼きビビンバ」のように焼いた銅器の上に漆を「地塗り、中塗り、仕上げ塗り」と言う具合に、丹念に焼き付けては塗り重ね、焼き付けては塗り重ねて行きます。
その「精巧さ」は、想像を絶する世界一の職人技です。

※脱脂と汚れ落とし



まず錆び止めのために塗った油脂を一度全部取って、生地を出します。そして乾かした後に…

※秘伝の特殊液で下地づくり



漆が焼き付きやすくするために、ファンデーションをしていくんです。下地作りですね。これを1日10時間ぐらいやるんですが、すると金色だったものが…

※何度も何度も下地を馴染ませる!



だんだん茶色っぽくなっていきます。それを何度も繰り返しているうちに…

※下地を安定させていく



次第に青っぽくなり、さらに紫っぽくなって…

※下地作りの仕上げ洗浄



最終的には焦げ茶色になります。下地作りが終わると一度きれいに洗って…

※バーナーで焼く



バーナーでリンを焼きます。そして熱いうちに漆を塗って焼き付けていくんですが…

※職人による二色の漆の配合から生まれる上品な色合い



漆には赤漆と黒漆がありまして、その二つを職人さんが混ぜながら…

※漆の焼き付け塗装



バーナーで焼いたリンに塗って、しみこませていくんですね。

※焼き付け乾燥



そして塗り終わるとまたオーブンに入れて焼く…

※漆の焼き付け(裏面)



同じように裏面も塗っては焼く…ここまでで一工程なんですが、これを三〜四工程やるんです

※お歯黒による仕上げ、特殊配色



それが全部終わると今度は「お歯黒」と言うつやを出すための塗料があるんですが…

※お歯黒も焼き付け塗装



これも同じように焼き付けで塗装していきます。

※ろう蜜による最後の仕上げ



そして最後に「ろう蜜」と呼ばれるオブラートのような薄い生地を塗って、なじませていって仕上げていくわけです。

※最低3回以上の漆の焼きつけを行い完成!



本当に全部で何工程になるのか数えきれないほどなんですが、これだけの手間をかけて出来上がるのがこのシンギング・リンの音なんです。

ペンキのような他の塗装方法も試したそうですが、そういうものではリンの響きを止めてしまう、余韻が長く残らなくなってしまうので、やはりこの天然素材の漆の焼き付け塗装が、一番音がよく響くベストな方法だそうです。

※シンギング・リンの誕生!




こうして一つのリンが出来上がるのに2〜3週間はかかるんですね

思ったのは、日本の伝統的な職人の技というのは、本当に凄いなと言うことです。
シンギング・リンはこうした日本の匠の技と、チベットの伝統文化が融合して、初めて誕生したわけです。
こうした日本の匠の技がシンギング・リンの音とともに、世界に広がっていったら素晴らしいな、と思って高岡から帰って参りました。







2007-08-02 | シンギング・リンの 「開発物語」 |  cm : 0  |  tb : 0

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